aigptを作った
$ git clone git.syui.ai/ai/gpt
$ cd gpt
$ cargo build
$ ./target/debug/aigpt
名前について
ツール名はaigptです。idはai.gptで、domainがai.syui.gptとなります。
- app: aigpt
- id: ai.gpt
- domain: ai.syui.gpt
例えば、repositoryをgit.syui.ai/ai/gptに作り、atproto record collectionをai.syui.gptで作成すると合わせることができます。
名前は、固有であり、かつ短いことを意識しています。
aigptとは
記憶装置です。mcpとして使います。AIとの会話を保存、参照できます。
$ aigpt server
$ claude mcp add aigpt `which aigpt`
aigptの特徴
ここまでなら他のツールと同じですが、aigptは少し保存(覚える)に工夫があります。
- 会話 -> 保存 -> 参照
+ 会話 -> 解釈 -> 保存 -> 参照
AIによる解釈を挟むことで、AIの独自記憶生成をサポートします。
aigptはどのような哲学で作られた
まずそれぞれの機能を別々にシンプルに作りました。これをlayer1-3とします。
- layer 1: データ(会話)
- layer 2: 解釈(評価)
- layer 3: 分析(ex:big-five)
次に、各機能を統合しました。これをlayer3.5とします。
ユーザーはわかりやすさを求めます。バラバラの答えがいくつも提示されるのではなく、統一されたインターフェイス、一つの答えを好みます。AIとしても、各機能に毎回問い合わせるのではなく、必要なとき、重要なことのみを参照できたほうが効率的です。
その実装をlayer3.5で作りました。
aigptはどのように応用可能か
layer4では、layer1-3を応用する形で、関係性をデザインすることにしました。
これもシンプルな実装で、具体的にはlayer1で作られた会話数とlayer3で作られたプロファイルからの推定です。
関係性は、一般的なものです。
例えば、恋愛ゲームを作るとして、ゲームエンジンに3dモデルを用意したとしましょう。では、中身はどうするのかというと、AIとmcpを利用し、記憶と関係性を使えば、新しいものを作れますよね。
layer4はaigptの応用性に焦点を当て、関係性構築をサポートします。このようなゲーム性に関連する機能は、optionで有効にすることにしました。
$ aigpt server --enable-layer4
$ claude mcp list
{
"mcpServers": {
"aigpt": {
"command": "~/.cargo/bin/aigpt",
"args": ["server", "--enable-layer4"]
}
}
}
aigptで考える未来
人はAIと会話をするようになります。そこに情報と個性が集まることになるでしょう。その情報を共有したり、それを使って自己実現できれば便利ですよね。
このような考えのもと、layer5では情報と個性の共有に焦点を当て設計する予定です。