五等分の花嫁113話の感想
113話を読んで、個人的に一番推してた四葉の確率が少しだけ上がったので、感想でも書きます。現時点での確率でいうと60,70%くらい。
昔このブログに書いた50%から60%に上がって、さらに、五等分の花嫁は14巻で終わりだよという情報を耳にして70%に上がりました。残り話数が少なければ、ここからさらにどんでん返しという可能性が低くなるためです。
今回の内容ですが、風太郎が四葉を保健室で待っていたという状況ぽいです。(まだわからない)
というのも五つ子の中、四葉だけ教室を抜け出していたみたいで、無くした携帯電話を取りに戻ったという状況ぽいです。どうやら四葉は、携帯電話をダシに誰かが仕掛けた罠に誘い込まれたぽい。(まだわからない)
とすると、携帯電話を使って四葉を誘い込んだのは、風太郎か五月ではないかと思います。もちろん、本人が忘れただけの可能性もありますが、それでは腑に落ちないというか、そんな感じです。
風太郎のセリフはこうです。
「待たせたな!」
待っていたのは風太郎なので、状況的には間違ってますけど、おそらく、四葉が零菜(正確には昔会った子)であることがバレているということなのでしょう。また、四葉だけ教室を抜け出してたことが見抜かれていて、それもあるのかもしれません。
今回の状況を推理するに、風太郎が四葉を好きな可能性は高いです。また、花嫁の可能性も高いと思います。
しかし、まだ確定ではありません。今回は風太郎が誰か一人と話をするなら誰とするかというものだと理解していて、それイコールで恋人になるとか、好きであるとかそういうことではなかった気がします。そういう単語は出ていなかった記憶。なので、可能性として考えられるのは、風太郎が昔に会った子を特定したのでその話を四葉としたかっただけかもしれません。他にも様々な可能性が考えられます。ただ、最初に述べたとおり残り話数が少ないという情報があるので、このような可能性は低いと見ています。ですが、先のことはわかりません。「あのときは世話になったな四葉。だが、俺が今好きなのは他のやつなんだ」みたいな展開も可能性としては考えられると思います。
最後に、四葉について少しだけ書きます。
四葉について思ってたこと
四葉って、他の女の子とは、ちょっと違ってるんですよね。わかりやすく言うと、普通じゃないんです。他の五つ子のだれにも持ちえないような性質を備えています。私はそう考えているので、個人的には一番気に入ってる子です。
かつて私は、「四葉は怒るところがあまり想像できないから好き」、そんな言葉でごまかしてきましたけど、でも、本当は違います。
私が四葉を好きなのは、他の誰よりも公平であり、公正だからです。このような性質を物語の冒頭から感じ取っていました。
冒頭で風太郎は、五つ子の家庭教師という仕事に苦戦します。その中で唯一、協力し、助けてくれたのが四葉でした。
これは、風太郎が風太郎だから助けてくれたのでしょうか。過去に接点があった男の子だったからでしょうか。
多分、違います。今回の文化祭、四葉は多くの人を助けていました。その対象は男であれ女であれ変わりません。
「そんなの当たり前だろ」「俺だって協力するさ」「人が困ってたら普通は助けるもんだろ」
そんな声が聞こえてきそうです。
ですが、この漫画の冒頭、風太郎が困っているときに、協力してくれたのは四葉だけでした。他の五つ子たちは、みんな冷たかった。一花だけはそれほどでもなかったですが。
しかし、それが普通なのだと思います。風太郎に協力しなかった他の五つ子が悪いなんて全く思いません。それは普通のことです。
いきなり人を見下したような態度を取る男子高校生が家庭教師をすると言い、プライベート空間にずかずか入ってきたら、ああいう態度を取るのは普通のことではありませんか。追い出そうとするのは普通のことではありませんか。違いますか。
しかし、なぜでしょう。四葉だけは、想像できないんですよね。
だからこそ、公平さや公正さを持つ四葉は、普通の人とはちょっと違うように見えました。
普通の女の子のことを考えてみてください。キモいオタクに協力しようなんて子はいないのと同じように、普通の男の子の事を考えてみてください。ブスな女の子に協力しよう、助けようなんて子はいないように。
誰もが自分が嫌いな人達、理解が及ばない人達、無関係な人達に優しくできるわけではないです。誰にでも優しいというのはそういうことです。
逆に、好きになった相手には、夢中になるし、優しくできる。四葉以外の五つ子たちはみな、風太郎が好きだから中盤は好意的な態度を取ったりしますけど、風太郎ではなかったら、果たしてどうでしょう。もしかしたら、それは意外にも普通な態度なのかもしれません。
そんな中、四葉だけは、人によってそこまで態度が変わるとは、あまり思えないのです。
人によって態度が変わる。それは当たり前のことであり、自然なことです。
だからこそ、そうではない四葉は、普通とはちょっと違う、そんな風に感じました。
では、四葉は特別でしょうか。
…私は違うと思います。
私は、この世の中には特別なものなんて何一つないと思っています。それは自分も含めてそう思っているのです。一方で、この世の中には同じものは一つもないと考えています。とすれば、全ては特別であるとも言えます。難しいです。
私の考えでは、四葉は普通ではありませんが、特別でもありません。なぜなら、四葉は、誰にでもできることをやっているだけだからです。
ですが、四葉は、誰にでもできるけど、誰もやらないことをやっていました。
私にとって、できるかできないかなんてどうでもいいんです。やるかやらないか、ただ、それだけを見ています。
感想は以上です。